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オートバイの科学 トータルバランスの限界を求めて [見聞録]

先日、「汚れた英雄」があったので、これも図書

館にあるかオーダーしてみました。


多分、ウチの押し入れに入っている筈だけど…w



A10.jpg


オートバイ雑誌のエイプリルフール企画として、

当時全然無かった単気筒ロードスポーツの可能性

を探る…という事で、大排気量オフロードマシン

のエンジンを使ったワンオフで作られたマシン開

発が、その後のSRやSRXに繫がって行く元になっ

た話の本です。

1963年の第1回日本GPでの、モト・モリーニ

とタルキオ・プロビーニ *1)の活躍が発端とも

言われていますが、当時の幅の広い4気筒ハイパワ

ーマシンに対抗して、パワーは無いけれどコーナリ

ングスピードや燃費とか乗り易さ?で、プロトタイ

プが参戦可能だった *2)8耐で、レーサー仕様と

して新作された2号機が、8位入賞を果たして実証

した詳細が出ています。



A11.jpg


個人的にはコレを読んでいたから、SRX−6を買った

様なモノで(あるいは、「汚れた英雄」第4巻で、

圧倒的なパワーを誇るホンダ6気筒GPマシンを追い

回す主人公(実データーは、プロピーニ)の姿を...)

単気筒ロードマシンも面白い事を教えてくれました。





 *1)モト・モリーニとタルキオ・プロビーニ

小説「汚れた英雄」の中で、MVから離れた主人公

が、日本メーカーと戦うモデルになった1人

http://minekaze.exblog.jp/12374121/
http://minekaze.exblog.jp/13477583/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8B
ちなみに、プロターは、プロピーニが引退して作っ

た模型メーカー(笑)



 *2)プロトタイプが参戦可能だった

流石に大勢を占める4気筒レーサー勢には、不評?

(直線で抜いてもコーナーで抜き返されて…)だっ

たみたいで…

欧州の耐久じゃ、2ST(TZ750とか)やelf-Xとか

色々出ていましたね。






オートバイの科学―トータルバランスの限界を求めて (ブルーバックス (B‐501))

オートバイの科学―トータルバランスの限界を求めて (ブルーバックス (B‐501))

  • 作者: 島 英彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1982/05
  • メディア: 新書



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トプ・ガバチョ

昨日、押入れの中に押し込んであった古本を引っ張り出していたら、かなり前のライダースクラブ誌が出てきて、思わず寝る前に布団の中で読みふけったのが、Moto Morini 3・1/2の記事でした。
ロードバイクで唯一欲しいのがモリーニの500ですが、出てこないですね~。
by トプ・ガバチョ (2012-09-12 19:16) 

POP

こんばんは。
この本持ってます。
今でも時々読んでます。
ブルーバックスは、
棚ひとつ、埋めてます(^-^)
by POP (2012-09-12 21:16) 

Jyo

この本、読んでみたいです!
トータルバランスの限界ってフレーズが気になります
今度探してみよう・・・
by Jyo (2012-09-12 22:07) 

よっすぃ〜と

シングル&ツイン好きとしては、シングルでマルチを倒そうって話に興味がわいちゃいますね~。
by よっすぃ〜と (2012-09-12 22:57) 

MHR

モトライダー誌でロードボンパーが発表された時、マジで予約しようとした一人です。結局1年後に発売されたSR400買っちまいました。ずっと2ストオフばっかだったので感動しました。
by MHR (2012-09-13 21:06) 

Yan

ヤマハだけじゃなくホンダのエンジン供給も受けてたんですよね。この本読んでSRにするかGBにするか、結構悩みました。結局SRXにしたんですけど。(^^;
by Yan (2012-09-13 22:39) 

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